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アグネスラム、時代を超えて記憶に残るグラビアアイドル

クラリオンガールとして、ブレイクした彼女。
中学生のときに、平凡パンチやらプレイボーイを
立ち読みする先輩の後ろから覗いてみてた。


今ではお母さんですが、
あの時代を思い出させる。

あわせて、年とったなあ〜と感じる(^^;


アグネス・ラムのいた時代
アグネス・ラムのいた時代
中央公論新社
price : ¥882
release : 2007/02

憧れとノスタルジーに満ちたあの1970年代 私はその時代に遅れて生まれてきた(追悼長友健二氏)

 本屋で思い切り目に入ってきて「おおっ!」彼女が大活躍した頃私はまだ小学低学年で、当然ながら「平凡パンチ」なんか見る訳がないしエメロンの「ホッ」のCMだって本書で初めて知りました。それでも彼女のビキニ姿は記憶に深く焼き付いています。今ではポピュラーな南島水着グラビアですが、彼女こそその元祖にして最高の被写体。その手のフォトを見続けてきた今の眼でも彼女は一頭抜けてます。「アグネスほどのボディーとかわいい顔の持ち主が、堂々と、しかも上品に」「日本的で家庭的で」(P.19)という褐色の肢体と笑顔は時代を超えて輝いています。
 長友健二氏は不明にして知りませんでしたが、氏が70?80年代を中心にして撮り続けてきた被写体は時代を彩る錚々たる人達ばかり。今でも週刊誌のグラビアは当代美人のフォトが中心ですが、それも皆こういった先人達が切り開いたものだということを再認識しました。そしてその起源にロマンポルノやナベプロがメディアを席巻していたこと、映画黄金期のスター・システムが去り、フォークソングを代表とした普通の素顔を持つ若者達による反体制的空気があったことを、当時の生き字引でもある長友氏が回想の中でいみじくも語っていきます。私にとっては自分の感性のルーツを解き明かしてくれる談話で、憧れとノスタルジーに満ちた芳醇な時代を再現してくれます。特別な思いがあるのです。
 本書ではそんな素晴らしい時代をアグネス・ラムという稀代のミューズに代表させて語ります。そのためか彼女以外の章では語られる人物達がカタログ的に通り過ぎられていくきらいがあります(フラワーメグの物語は伝説に聞いていただけあって圧巻でしたがもっと知りたかった!)食い足りない所も多いですし少々軽すぎる印象も受けますが、しかしこれは極めて刺激的で面白かったある時代の証言です。そしてあの時代に遅れて生まれて来た私にとっての憧憬の書です。



アグネス・ラムアグネス・ラム『さよならは言わない NEVER CAN SAY GOOD-BYE』
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アグネス・ラムアグネス・ラム『小さな恋人』
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アグネス・ラムアグネス・ラム『I’M AGNES(UGAカラオケ楽曲)』
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